使用装置:CHN

投稿日
正式名称機種番号製造者
炭水窒素自動分析装置 - CHN - MT-2 柳本製作所
chn1
CHNコーダは有機物中のC、H、N各元素の組成分析に用いられます。 これらの元素を含む有機物は燃焼することにより、H2O、CO2、NOx(窒素酸化物)が得られます。 このうちNOxは触媒を用いてN2に還元します。CHNコーダは装置内に三対の検出器を持っており、 検出器中にH2O、CO2およびN2の吸収管をもっているため、検出器の前後で各濃度が異なります。 この検出器前後における濃度の差を熱伝導度の違いとして検出することで、各成分元素の濃度を知ることができるのです。

chn2
上図は燃焼管の様子です。右下に見える棒の先端のボート内に数mg程度の試料を入れ、燃焼管内に挿入します。 左側の管で500℃まで加熱された後に、右側の燃焼管に導入されることで900℃で完全に酸化されます。 C、H、Nは有機物を構成する代表的な元素であり、特に下水汚泥の性状分析等に用いられます。