使用装置:吸光光度計

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正式名称機種番号製造者
吸光光度計 - Absorption Spectrophotometer - Uvmini-1240 島津製作所
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単色光(特定の波長のみからなる光)がある濃度の溶液層を通過すると、光の吸収が起こります。この吸収の程度は試料分子や構造によって決まり、試料中原子が基底状態から励起する際に起こります。励起に要するエネルギーは離散的ですので、吸収スペクトルを得ることができれば、試料分子の構造を知ることができます。また、光の吸収は試料濃度に対応しているため、対象物質を試薬を用いて 発色させ、それに対する吸収の度合いを測定することで試料濃度を得ることができます。

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上の比色管はモリブデン青法とよばれる手法でリンを試薬と反応させ発色させたものです。左より2本目が強く発色していることから、高濃度のリンが含まれていることがわかります。あらかじめ検量線を作成しておくことで、試料中リン濃度を知ることができます。また、有色物質を用いて吸着剤の吸着性を評価するために、吸着前後の吸光度を測定するために使われます。